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  984 映画感想。 : keity04月28日(土)23:21  [レス]  [削除]
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

チャーチル役のゲイリー・オールドマンと彼の特殊メイクとヘアスタイルを担当した辻一弘さんが揃ってアカデミー賞を受賞した。
ゲイリー・オールドマンといえば、30年以上も前の作品になるが、やはり「シド・アンド・ナンシー」と「プリック・アップ」は強烈な印象だった。その後、演技の巧い俳優として、さまざまな役を演じてきた。アクの強さから悪役も数多く、もったいない起用だなと思うことさえあった。私生活でも「えーー、また別れたの? また、結婚したの?」とこちら勝手にあきれるほどで、結婚も4度に及ぶ。多分、女にもてるのだと思う。なんというか、優しくて破天荒で、母性本能をくすぐるタイプなのだろう。
そんな彼が見事チャーチルに化けた。可愛い?素顔はふくよかな顔になり、身体のほうも太鼓腹をくっつけた肥満体となり、原型を留めない変身ぶりだ。しかし、目だけはゲイリー・オールドマンの優しい光を宿したものである。そして、話し方や細かな一つ一つの動作に目を奪われてしまったのだった。巧い、巧い、といちいち心の中で拍手していた。
原題は「DARKEST HOUR」で、「最も暗い時間」という意味だ。本作では、首相就任前日の5月9日からダンケルクの戦いまでの27日間が描かれている。ヨーロッパ大陸におけるドイツ軍の急速な進軍に直面して、イギリスでも危機感がつのるなか、チェンバレン前首相が「ヒトラーと平和条約を結んで宥和政策をとったらどうか」とチャーチルを説得するが、彼は断固ヒトラーと戦うという姿勢だ。強気ではあるが、議会の嫌われ者だったチャーチルは苦悩せざるを得ない。それでも、民意を汲んで言葉によって人々を奮い立たせようとするのだ。
ラスト、議会における演説シーンは圧巻だった。まるで舞台劇のよう。チャーチルの日常にあふれるウィットに富んだ言葉の数々が、議会においては国を導く明確で力強いスピーチとなり、心を揺さぶられたのだった。
さらに、チャーチルが地下鉄に乗り込んで乗客と話をするシーンもいい。これはフィクションらしいが、彼の人物像を巧く描き出した演出だ。感動。前の席の男性も涙をぬぐっていた。
戦場シーンを描かずとも、戦争の緊迫感が伝わってきた。
リーダーに求められる行動力。しかし、方向が違えば暴走という結果にもなる。紙一重だな。。もっと歴史を知りたいとも思ったのだった。
ゲイリー・オールドマン、艱難辛苦?あったけれど、ほんとにアカデミー賞受賞よかったねーーー。


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