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  18 映画感想。 : keity06月10日(日)02:09  [レス]  [削除]
先日観たのは「ファントム・スレッド」@ディノスシネマズ
ダニエル・デイ=ルイスの引退作だというが、信じられない。
本作で彼が演じるのは、1950年代の英国で活躍するファッション・デザイナーである。
冒頭シーン、朝の身支度をする彼の姿に目が釘付けになってしまう。まずは髭を剃り、次に顔のむだ毛を処理していく。なんと、鼻毛や耳穴あたりの毛まで小さなハサミで切るその所作でさえ、顔と手指が美しいので優雅である。たとえば、他の誰かが同じことをしても、それはただのおっさんの鼻毛切りになってしまうだろう(失礼!)。そして丁寧に髪を梳かし、渋めのチェルシー・ピンクっぽい長めのソックスを履き、ネクタイをしめる。このシーンだけで、うっとりしてしまうのだ。
そんな彼が訪れた小さなレストランで働く若いウェイトレスの理想的な体型に一目惚れし、彼女をモデルとしてドレスを作っていく。完全主義者の彼は仕事も私生活も自分の流儀を貫き、他者を受け付けない頑さがあり、一方の彼女はモデルとしての自分ではなく、生身の女として愛されたいと願う。いつしか女の少々エキセントリックな言動が、男の内面に変化もたらしていく。そのプロセスが実に巧妙にじわりじわりと描かれていて、どきどきする。男と女の心理的な駆け引きの先にあるのは何か? 意表をつく結末が待っている。
彼にとって彼女はミューズなのか、ファムファタールなのか。いずれにしても、こんなにいびつでストイックで官能的で少し滑稽な<ラブストーリー>は初めてだ。
登場するオートクチュールの数々は目を見はるばかりの美しさで、ため息が出てくるほど。また、レディオヘッドのメンバーのジョニー・グリーンウッドのクラシカルな音楽は物語に濃淡の趣きを添えている。
嗚呼、これを最後にデイ・ルイスの新作を見られないというのは、本当に寂しいやら悲しいやら。。。
観客は女性が多く、男性は5人ほどだった。
予告編で、フランソワ・オゾン監督の「2重螺旋の恋人」が流れた。双子の男二人(精神分析医)と女の話。昔観た「戦慄の絆」を思い出す。面白そうだ。
わ、時間はあっというまに過ぎていくのね。

*画像はパンフレットの中面。

  17 読了。 : keity06月09日(土)21:08  [レス]  [削除]
昨年、刊行されてすぐに買った村上春樹の「騎士団長殺し」をようやく読んだ。何んというか、これまでになく疲れを感じた。それほど感銘も受けなかった。果 たして、この物語、上巻下巻にする必要があったのか?という疑問。読者にとっては少なからず不満のあるところだが、作者にとっては何一つ無駄なものはない といいたいのかもしれない。何年ぶりかの彼の書き下ろし長編なので上巻下巻で売り出そうという出版社の戦略が見え隠れしているように感じられて、少しばか り興ざめか(あくまで個人的、すみません)。

主人公は妻に別れを告げられた肖像画を描く画家である。住む人のいなくなった友人の実家に越 して来て、屋根裏に友人の父が描いたと思われる絵画を見つける。「騎士団長殺し」というタイトルで、そこに描かれているのは夥しい血、剣を持った二人の男 は老いた騎士団長と若い男、穴の中から長い顔をのぞかせた男、そして女もいる。端的にいえば、絵の中の人物が飛び出して、主人公と関わりを持っていく話だ。主人公をとりまく人物の言動や彼の過去と現実の時間を交えた、イデア(観念)とメタファー(隠喩)のせめぎあいの冒険譚、あるいは奇譚、ファンタジーというか。。。 村上春樹がこれまでに描いたいくつかの長編の特徴的手法をシェイクしたような作品にも思えて、新鮮さが感じられなかった。しかし、そうはいっても、構成は緻密で、着想も文章もすぐれているし、洞察力もある。ハルキワールド全開。ファンタジーの世界。上巻の前半部はけっこうわくわくしていたのだけれどね。読むには読んだが、ラストは丸く収めてしまったという感じがしてならない。なぜだろうか?わからない。

細かいところでは、主人公が描く何点かの肖像画の描写から、それがどんな絵画なのか、イメージできなかった。フォルムはなんとなくイメージできても色彩のほうをイメージできなかった。嗚呼、自分には想像力がないのだな、頭が錆び付いてしまったかなとがっかりもした。
そんなこんなで、もう一度読めば、この作品の面白さがわかるのだろうか、と混沌状態。

そのあと、一年ぐらい積ん読状態にあった小川洋子の「不時着する流星たち」を読み始めたのだった。

  16 映画感想。 : keity05月29日(火)14:58  [レス]  [削除]
「ロンドン、人生はじめます」@シアター・キノ
ロンドン郊外の自然豊かなハムステッド・ヒースで手作りの小屋で暮らす男性が土地の所有権を得て、一夜にして資産家になった実話から生まれた作品だ。そのエコ暮らしの男性に惹かれていく高級マンションで暮らす心満たされない未亡人。二人の出会いと新たな人生のはじめ方がユーモラスに描かれている。
ヒロインを演じるダイアン・キートンは御年72歳。身にまとうダイアン流ファッション、ヘアスタイルなど、「アニー・ホール」の彼女がそのまま年を重ねたという感じ。確かに、よく見ると皺もたるみもそれなりにあるのだが、笑顔になると途端、それらはどこかへ消えてしまう?というか、笑顔が素敵なのだね。また、焦げ茶色のセルフレームのウェリントン型メガネも若さを引き出す効果あり。目深にかぶるベレー帽が似合うこと、脚が長いので、細身のパンツにショートブーツがかっこいいし、様々なジャケットの着こなしにいたっては、年齢を超越?している。特に目を引いたのは、一見絣っぽい和柄のようなロング丈(テーラーカラー)のジャケット(ショートコートかな?)をさりげなく羽織った姿はとても新鮮に感じた。個人的にダイアン・キートンのファッションが好きなので、ついつい細かく書いてみたくなる。
相方を演じるブレンダン・グリーソン。「ハリー・ポッター」シリーズの常連だが、残念ながら、こちらはちゃんと観たことがないので、わからない。しかし、最近観たDVD「ヒットマンズ・レクイエム」と「白鯨との闘い」で、とてもいい味を出していて、ようやく名前を覚えた俳優だ。彼は63歳、わたしよりも年下なのでびっくりしたが、ダイアン・キートンと並んでも違和感がなかった。
それにしても、ロンドン郊外の自然と町並みの美しいこと!
観客は全員女性だった。

  15 次もおまけ。 : keity05月28日(月)00:34  [レス]  [削除]
庭のチューリップはすべて散ってしまったと思っていたら、萩の下で目立たないようにひっそりと咲いていた小さなマーブル柄?のを見つけた。
なんというか、遅ればせながら、恥じらいなど見せてポツンと<一人>で咲いていた。
花の大きさが3センチほどの未成熟といった感じなので、アップで撮ったみた。

  14 おまけ。 : keity05月28日(月)00:26  [レス]  [削除]
たんぽぽの綿毛。崩壊寸前の。。

  13 土づくり。。。 : keity05月28日(月)00:23  [レス]  [削除]
ようやく荒れた元畑(猫の額ほど)に苦土石灰をまいて、土と混ぜ合わせた。タラタラしていたせいで、出遅れた感じだが、トマトもキュウリもピーマンも苗植えなので、こんな感じかなーと。友人も食べたいというので、また、ご近所のおばあさま、いろいろ合わせて5世帯分くらいを目安に我流でつくっていこう。ジャガイモなどは石灰なくても育つので、そこは気楽なのだが。。
花の種を何種類か播こうとしたが、あまり日の当たらない場所しかないし、どうしようかと。ひまわりでも咲かせようかな。
毎年、いまごろ花を咲かせていたスズランが今年は一本も生えてこなかった。なぜ、絶滅したのか、覚えがない。きっと雑草たちに負けたのかもしれない。そういえば、鬼灯もここ二年ばかり、一本も生えてこないのだ。数年前は何十本って、実がなったのに。。
カーテンを引いて空を見上げたら、綺麗なお月さんが輝いていた。満月は29日か。。

  12 また、おまけ。 : keity05月26日(土)19:33  [レス]  [削除]
デイジーたちが咲き乱れて、綺麗だった。

  11 新緑。 : keity05月26日(土)19:32  [レス]  [削除]
mimaの敷地内は緑豊かだった。

  10 おまけ。 : keity05月26日(土)19:28  [レス]  [削除]
デュフィのオーケストラシリーズの1点。
ポストカードを撮影したので、不鮮明ではありますが。。。

  美術鑑賞。 : keity05月26日(土)19:26  [レス]  [削除]
「ブリジストン美術館展」へ。展示は2会場で、北海道立近代近代美術館とmima(北海道立三岸好太郎美術館)。前者では、19世紀〜20世紀前半の西洋近代絵画、後者では大正〜昭和初期の日本近代洋画の展示。
好きな画家たちの作品をいろいろ見ることができてうれしかった。
お気に入りのデュフィは2点。東京にいたころ、安田火災(現・損保ジャパン)東郷青児美術館で開催された「デュフィ展」を観たが、オーケストラなど音楽を主題にした作品が何点かあったが、ここでもオーケストラのシリーズの1点、そして競馬場にやってきた女性たちを描いた鮮やかなグリーンを基調とした横長の絵画に出会えてよかった。彼の特徴的な多彩な線表現は観ているだけで、心躍る。それと、ピカソの<女の顔>も印象的だったし、小品ではあるが、クレーやカンディンスキー、ルソーやルオーの作品も観ることができてうれしかった。ゴッホもゴーギャンも意外性にあふれた?作品が出ていたので、けっこう感激。
そして、ルノワールの愛くるしい少女像もふわりと目を奪われたのだが、どういうわけか、セザンヌの最晩年に描かれた<サント=ヴィクトワールとシャトーノワール>(画像はポストカード)がどうしても気になってしまい、5回ぐらいその前に立って凝視してしまった。なんでだろうか?シンプルな構成と柔らかで軽やかなグリーンを基調とした色彩の中に、黄土色の城の形態が際立って見え、なんというか、感銘を受けたのだった。
mimaのほうで、絵画を観ながらちょこちょこメモをとっていたら、係員に「それ、ボールペンですか?」と問われ、「はい」と答えると、「ボールペンはだめなんですよ」「え、なぜですか?」とビックリして問うと、係員はそれには答えず「鉛筆を貸しましょうか?」と。面倒なので、こちらは丁重に断った。こんなこと初めてだ。なんでだろうね。よくわからない。
同時開催していた「フランク・シャーマンコレクション〜あるアメリカ人が見た戦後日本美術」も観てまわった。
近代美術館に行ったのは、久しぶりのことだ。ひょっとして、母と行った東山魁夷展以来、御無沙汰か? まさか。。本展覧会、母が生きていれば一緒に観たかったなーと。おそらく、母もセザンヌの絵が気に入っただろう、と勝手に思っている。


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