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発言番号61
名 前keity
タイトル映画感想。
コメント「愛しのアイリーン」@ディノスシネマズ
室蘭出身の安田顕が主演というので気になっていたこの映画。タイトルに似合わず、ポスタービジュアル(左の画像は、パンフレットの一部)のほうは大変インパクトがあり、一筋縄ではいかないような物語を想像させる。原作の漫画は読んだ事ことはないが、映画の内容については浅く知っていた。しかし、実際に観てみると、これが凄かった。
感想を書き出すととんでもなく長くなりそうなので、ほどほどに。
舞台は地方の山村。パチンコ店で働く岩男は40歳独身、年老いた両親と暮らしている。無口で無愛想、人付き合いも悪く、女性とつき合ったこともない。鬱屈した日常は彼の不機嫌な様子からも伺える。母親のツルはなんとか結婚してもらいたいと縁談をすすめるがうまくいかない。
そんな岩男が貯金300万円をはたいてフィリピンのお見合いツアーに参加して、半ば自暴自棄で現地で結婚式をあげ、18歳のアイリーンを連れて帰宅する。折しも父親の葬式という間の悪さ。母親ツルにしてみると、いきなり外国人の嫁が現れ、さらに無邪気に振る舞われて、怒り心頭。猟銃を持ち出してアイリーンに突きつける。ここから、岩男とアイリーンとツル、三者三様の思いが錯綜し、暴走が始まる。「そうはいっても、ラストはどうにかハッピーになって希望が見えてくるのでしょう?ハリウッド映画みたいに」というのは、甘い。恋愛成就なし。かといって悲恋でもない。そもそも<愛>って何?と問い返したくなる。しいていうなら、それぞれの片思いのような<愛のようなもの>が三人を駆り立て、暴走させたのか、ということだ。意表をつくラスト20分あたりから不覚にも涙した。夏景色から一変する雪景色はすべてを浄化するものだったのか。劇中、いわゆる放送禁止用語が自然にポンポン飛び出すが、それらむき出しの言語はなるほどここでは的確なのだなと思ってしまう。
安田顕はすべてをさらけ出し、岩男になりきっていた。これは彼にしか演じられない役だろう。そして、木野花の母性の暴走演技は鬼気迫るものだった。

土曜日の観客は、1回目終了時に出て来た人を数えたら6人(うち中高年の女性1名)という少なさ。そして、わたしが観た2回目の上映にいたっては、たったの3人で、女性はわたしだけだった。時代のせいなのか、この手の映画を観る人は少なくなっているのだなと思った。「カメラを止めるな!」は相変わらず、大入りのようで....。メディアで大々的に取り上げられると、火がつくのだね。「万引き家族」もカンヌで賞をとらなければ、ロングランにはなっていなかっただろう。わたしはまだ観ていないのだが,,,,,,。
あらら、ほどほどにしようと思っていたが、少し長くなってしまいました。
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