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発言番号281
名 前keity
タイトル映画感想。
コメント「マザーレス・ブルックリン」は俳優のエドワード・ノートンが監督・脚本・製作・主演をつとめ、1957年のニューヨークを舞台にしたアメリカンノワールの力作である。
トゥレット症候群を抱える一方、天才的な記憶力を持つ私立探偵が、殺害された恩人で唯一の友人でもあるボスの死の真相を追っていく.......。闇の中から浮かび上がってくるのは、都市開発業者の権力思想だった。それはレイシズムでもある。経済的発展がもたらした強者と弱者の二極化する社会の構図は現代にも通じるものだ。
トム・ヨークの心地いいジャズの調べにのせて、ブルックリンの街が哀しみをたたえながら、美しく映し出される。これまで観たフィルムノワールと趣きが違って見えたのは、多分、エドワード・ノートン演じる探偵の優しさがにじみ出ていたからなのではないかと思うのだ。忘れがたいラストシーン。いつまでも余韻の残る作品だ。
エドワード・ノートンを初めて観たのは、リチャード・ギア主演の「真実の行方」だった。殺人容疑者を演じていたが、映画初出演とは思えないほど巧くて驚いた。ギアが演じた弁護士も検事も傍聴人も、さらに観客もまんまと騙された。それぐらい強烈だった。以後、彼の出演作は数本観た程度だが、私が好きな作品はスパイク・リー監督の「25時」(2002年)。佳作だと思うし、何よりもノートンが好演していた。

公開からわずか2週間で上映時間が夜1回のみになるというので、その前に観に行って良かった。配給会社が宣伝に力を入れなかったのだろうね。館内は10人という寂しさだった。
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